2008年10月15日水曜日

66丁目文庫①


                 さて 以前は仕事でしていた絵本紹介ですが
こちらへ来て2年、生活にだいぶ慣れたし
絵本ネタ および 子供の本のはなしも
だいぶ溜まってきたので
ここらで リハビリ兼ねて 本の紹介&雑文を
再開することにしました。

他で日常日記は書いているので
なるべく本のことに集中して進めていくことにします。
しかも もう商売関係無しで書きたいことが
書けるから ある種、言いたい放題かも。
暴走したときは ご容赦下さい。

今回は手始めに
「しずくのぼうけん」をば。

初版は1965年。
子供の頃読んだことのある人も多いかも。
今 現在も福音館から出ています。
絵の可愛い感じにつられこの本を買った場合
意外に話が高度なのに驚くかも。

理科、とまではいかないまでも
しずくの冒険を通して 自然の仕組みも
さりげなく書き込まれている。


絵もキュートなことながら
(日本語版の文字デザインは 堀内誠一!)
翻訳された言葉のリズムがよくて
しずくの冒険に劇的な効果を挙げている。
(大袈裟だなぁ、、、、)

作者、挿絵画家ともにポーランドの人たちだそうで
残念ながら この作品の他は入手困難。
この本も絶版にならないことを祈ってます。

「しずくのぼうけん」
福音館書店 
マリア・テルリコフスカ作
ボフダン・ブテンコ絵







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