2008年10月21日火曜日

いろいろへんな色のはじまり




なかなか来ないバスを待っている間に
朝顔の種を採取。紫色のきれいな朝顔だった。
そういえば こどものころ朝顔の花びらを押しつぶして
色水を作ったり 絵の具のかわりにして
遊んだなぁ、、、、。

むかしむかしには 色が無かった、、、、
そんな書き出しで始まる絵本、
「いろいろへんないろのはじまり」。

この本を読んでウチの息子は
「お母さんが小さい頃は色があったの?なかったの?」と
本気で聞くようになった。
どうやら 昔のTVが白黒だったことも知って
当時は全てが灰色だったと 思い込んだらしい。

昔、色の無かった時代に 魔法使いがひょんなことから
色、というものを発明した。
最初は青。
しばらく世界は青一色になる。
しかし皆 その色だけの生活では 憂鬱になって具合が悪い。


そこで 魔法使いが研究し、
次は黄色を発明。
みんなはしばしホッとした。
しかし その黄色だけの世界も不都合が生じ、、、、、
(目がチカチカする。)

←赤は怒りっぽくさせる色。
                            石も噛んでしまうほど!


っていう感じで 魔法使いは発明しては失敗を繰り返す。
とうとう 赤色だけの世界で皆に文句を言われ
えーい!もう何とかならんか!と
なかばヤケになって あっちこっちの色をグルグル混ぜたりしているうちに
緑、オレンジ、茶色などの色んないろを作り出すことに成功。

そうして 世界にはいろんな色が溢れ、
住んでいる人も平和に暮らすようになりました、、、っていう話。

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小さな子供が色と色を混ぜると
別の色になる、このことを発見したときの感動は
きっとこの魔法使いと同じに違いない。

しかし ちいさなこどもに絵の具を与え
好きなように描いて遊んでいいよ、って言えるほど
わたしの心は広くない。
飛び散る絵の具、水浸しの画用紙
上手くかけない!!と癇癪を起こされ
楽しいアートの時間が地獄と化した経験が何度か、、、、。

絵の具系は学校に上がってから
心の広い先生のもとで 心ゆくまま楽しんで欲しいものです。

ちなみにこの絵本の作者は
「がまくんとかえるくん」のアーノルド・ローベル。
これまた日本語版は普通に流通してますが
洋書では入手困難のようです。

「いろいろへんないろのはじまり」
アーノルド・ローベル 作
まきた まつこ 訳
富山房発行







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