2011年7月22日金曜日

おばあさんになるなんて


去年の夏、一時帰国中に読んだ本。
ご存知「くまの子ウーフ」の作者である神沢利子の自伝。
(といっても語り下ろし。)

ウーフのあの、妙なお話はどこからやってきたのか、というのも
気になるところだけど 読んでいくうちに
戦後間もない混沌とした時代を生き抜いて
人気児童作家になる過程が何よりも興味深い。
そして しまいには 自分が 「おばあさん」になるなんて!!
そんな日が来るなんて!!!!!
知ってたけど びっくりしている彼女が面白い。

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奇しくも ここ数年読み返し続けている武田百合子と
こないだから 再読している大杉栄の四女、ルイズの生涯と
この神沢利子の世代がぴったり一致している。
個人的にはそこが妙に面白い。
といっても 昨年読んだときには
その時代背景をあまり気にしていなかったので
今年になっての タマタマのシンクロニシティ
なんだけれど。

それにしても
コレを読んだからといって
ウーフのあの素っ頓狂なお話の謎は解けない。
そして やっぱり
あんなお話は やはり彼女以外には書けない、と再認識。

2 件のコメント:

apeosica さんのコメント...

え!万ちゃんにもう子供が?
かと思ってびっくりしますた(笑)

マンボ66 さんのコメント...

>apeosica さま

私もびっくりしますた。(笑)