2010年12月16日木曜日

師走の協奏曲


















毎年のことだけど
12月に入ると
どうしてこんなに 
あわただしくなるのだろう。

わかっていても バタバタ。
特に日本宛の荷物やら
年賀状代わりのカードを送るとなると
今頃までに発送しないと
年内に着かなかったりする。

昨日は(NYの住人は体感済みでしょうが)
実に寒くて 郵便局までの道のりで
何度くじけそうになったか、、、、
いや、くじけても 誰も助けてくれないんだけど。。。。

まぁ そんなドタバタのなか、仕上げました、
FOR THE HAPPY FEW! 第7号。
ご近所の皆様には 配布を開始しました。

今回から お菓子のレシピをrocoさんに
そして 新たに寄稿して下さるまきこさんの記事、
いつもの せみのこさんの記事、
実に充実しています。ふふふ。

それで 2010年は今号でおしまい。
来年も宜しくお願いします。

PS 子供たちの間で 風邪が大流行している様子。
   わが息子は今のところ大丈夫だけど
   明日は我が身か。クワバラクワバラ。

2010年12月2日木曜日

嵐の昼に。






水曜日。
小雨から一転 大雨そして強風。
子供のピック・アップの時間帯である、厳しいなぁ。
今日はギタークラスなので 
この暴風雨にギターを担いで帰るのか、、、。

さて ブチブチ言っても今日から12月。
ここ数日 一応クリスマスの飾り付けのために
家に閉じこもっている。
元来 こういうイベントごとがあまり好きではない私。
年の瀬のワクワク感は好きだけど、、、。

すったもんだの末 今年はツリーはやめた。
その代わり サブダの仕掛け絵本を飾ることに。
息子ももう8才だし男子だし
別段ツリーがなくても気にならないようだ。
でも あいているところにレゴ人形を
投入しようと狙いをつけている。
昨日は帰宅してから
あれやこれや工夫をしていた。
勝手に飾るなぁぁーーーーー(母の心の叫び)。

そういうわけで 彼の不在の今日の昼、
母は勝手に飾り付けを終える。
同時に あちこち家中の片付け&模様替えを始めたら
これまた 勢いがついて止まらない。
気づけば くたくたになっている。
いかん
次号のフリーペーパーの原稿が届き始めているというのに。

というわけで
次号7号は12月10日頃発行になります。
ふふふ。
次号は新たなる助っ人が 
おいしいお菓子のレシピを大公開。
これ、いいですぜ。
お楽しみに!!








2010年11月11日木曜日

FHF06号/月




















季節は 秋から冬へ、
外遊びも厳しくなって 
夏の喧騒から ようやく
室内で 本を読んだり
音楽聴いたり
楽器をいじったり
おもちゃを片付けたり
だらだら ごろごろ。
子供も何となく 落ち着いてくる。

ゆっくり過ごせる季節というのは
実はインドア派の私には
貴重なシーズンなのだ。

というのんびりした感じは
今週に入ってから。
先週は フリーペーパーの編集で
頭はグルグルしてました。

それで 6号が完成、配布してます。
「ひそかに楽しみにしてるんだ♪」と
ある人に喜ばれ、ちょっと嬉しい秋の夕暮れ。

夕べの焼きそばはイカも入って美味でした。

2010年11月4日木曜日

アート・ブック・フェアのお知らせ

先週末、つまりハロウィーンの直前から
風邪に襲われ、数年ぶりに寝込んでしまった。

とはいえ 息子のTRICK OR TREATに
付き合う約束だったので 悪寒と節々の痛みと戦いながら
仲間たちの待ち合わせ場所へ。
途中でダンナとバトンタッチしてその後ぶっ倒れました。









すったもんだで ようやく回復してきているのだけれど
10月末には発行の予定だった
FOR THE HAPPAY FEW 6号は 
かなりズレこんでいます、
今週中には出来上がる予定だけど、、。


さて きたる11月5日~7日まで
MOMAの別館、PS1で アート・ブック・フェアが
開催されます。ひょんなことから
私もこのイベントに日本の出版社のお手伝いとして
参加することになっています。
この日は 入場無料になるので 
PS1にタダで入れる絶好のチャンス!
是非 遊びに来てください。


ちなみに 私は日本の出版社FOILというブースに
土・日とじっとしています。
奈良美智氏の本をはじめ、日本の新進気鋭の写真家を
主に扱っている出版社ですが 
私にはゲイジュツ的センスがないので
どうなることやら!!!!


2010年10月16日土曜日

ダレも知らない。

そもそも ファンタジー小説は私の好みではなかった。
なにが嫌なのか、特に理由はないのだけど
気づけば読まないジャンルだったのだ。
同様にミステリーも読むことが殆どない。

しかしある日 本屋で息子の読めそうな児童書を
探している時に 佐藤さとる・村上 勉という
二人の名前が目に入り、ビビビと来てしまった。
その ビビビとは 子供の頃 彼らの作品、
「おおきなきがほしい」を読んだことがある
記憶からだった。

幼少期、「おおきなきがほしい」に感化されて
ツリーハウスを作りたくてしょうがなかった。
庭の高い木に よじ登って遊んでいた私には
夢のようなプロジェクトだ。
しかし それは叶わず、かわりに兄貴たちが
近所に「基地」を作った。

その基地作りを手伝うにも 私はまだ幼稚園か
小1くらいだったので 具体的な大工仕事は
やらせてもらえず、
「釘を拾ってきたら 仲間に入れてやる。」といわれ、
あちこち 近所の地面を見つめて うろついたものだ。

さんざん 釘を提供し、労力も提供したにも関わらず、
完成した基地には「男だけだから」と 
一歩も入れてもらえなかった。
それは2階建ての 結構りっぱな建物だった、、、。
このことは いまでも兄貴たちも恨んでいる。(笑)

そんなこんなで、佐藤さとるという作家は
私の中では70年代の匂いのする作家だった。
ああ、そういえば コロボックル、って言葉があったなぁ、と
この青い鳥文庫を手にして パラパラ読んでみると、、、
見事にはまってしまった。

第二次大戦前後の時代が背景にあるものの
全く暗さを感じさせない話である。
そして 子供向けの小説とはいえ、幼い感じがない。
それは主人公が子供時代から少年期、青年期に
いたるまで話が進んでいき、彼の視点や思考の変化が
よく描かれているからだ。

ファンタジーの要素は コロボックルという小人たちが
登場するからだが、それも よく描かれていて
フワフワした感じがしない。
小人の世界を守るためにできることを 
ひたすら考えて実行していく青年。
今の時代でいえば その発想はエコロジーの
さきがけかもしれない。その辺も面白い。

結局2日もかからずに読み終わってしまった。
続編も読みたいが 日本から送ってもらわないと無理かなぁ。
仕方がないから 何故か「ドカベン」を
ひたすら読んでいる今日この頃。

、、、、、落差がはげしいなぁ、もう。

2010年10月1日金曜日

5号&大工の孫。


 

FOR THE HAPPY FEW
第5号完成しました。
9月中に仕上がる予定が
なかなかなかなかなかなか
、、、でも 仕上がったもの、いいじゃないですか。
近日からこの辺で配布します。
日本からのご希望の方は
送りますので住所をお知らせください。

この間 いろいろあって
構想数年、念願の台所の床を高くする計画が無事完了。
っていっても ホーム・デポで木材買って
釘でトントンして
タイルを張っただけだけど。

今までシンクの位置が高くて
炊事仕事が苦痛でしょうがなかったので
これで 楽になった。
すこーしだけど
料理をするのが 楽しくなってきた。
すぐ イヤになるんだけどねぇ。


いままで 白いタイルが古くて汚くて
掃除しても掃除しても 気に入らず、、、
これでちょっとは手入れもしやすくなるというものだ。








2010年9月23日木曜日

長い夏休みを経て 新学期

さてさて 長い長い夏休みが終わり、
新年度が始まって 約一週間。
息子のクラスは去年と変わらないメンバーなので
比較的スムーズに始業している感じ。

とはいえ 2ヶ月以上の夏休みの間、
最初のひと月を日本で過ごし、
帰ってきてからは サマーキャンプ、等
それこそ毎日遊んでばかりいた。
というわけで その間本なんてほとんど読まない生活。

いや、読んでいたか。
息子のこの夏は コロコロコミックにはまり、
イナヅマイレブンの漫画にどっぷり浸かっていた。
お陰さまで 熟語、劇画タッチの言葉の修練にはなった。
おまけに 漢字の勉強もはかどるはかどる。

サッカー狂なので
「代表にえらばれたので期待にこたえたい。」
「サッカーの神さまといわれる人に会った。」
「朝から練習をする。」
なーんて文章を書く練習は嫌がらない。
3年生の漢字も覚える気マンマン。
でも 翌日には忘れてるのだけど。。。。

そんな中、この夏の最新刊が出るのを心待ちに
していた1冊がこれ。













全くもってダヴ・ピルキーのファンの息子。
新刊が出るのを知って本屋に駆け込んだ。
、、、それにしても
大真面目にアホな本なのだ。
ダヴはCAPTAIN UNDER PANTS
の著者でもあるのだが、驚くことなかれ、
彼は 私のフリーペーパーで以前紹介した
「THE NEWS PAPER BOY」の
作者でもある。
あんなに文学的な作品を書く人が
こんなことになってしまうとは!!









中はコミック。
でも絵が嫌いではないので許す。

アメリカ人の友達がこの本を欲しがったが
彼のママが一言
「こんなくだらない本、買いません!」
その時 彼らと一緒に本屋をブラブラしていたので
思わず体を硬くした息子と私であった、、。

(家に帰って苦笑い。)

2010年8月21日土曜日

残暑見舞いに第4号。


NYに戻ってぼちぼち3週間ほどが経ちます。
東京でのイベントはお陰さまで盛況のうちに
幕を閉じ、温故知新、皆さんと会えてよかった。
ありがとうございました。

それで FOR THE HAPPY FEWの
発行は押せ押せになってましたが
つい数日前、第四号ができました。
今回の特集はトーベ・ヤンソン。
何とか夏が終わるまでに出せてよかった、、、。

NYではご近所のみなさまには 配布を開始しました。
東京及び日本の方には今回から
電子版でもお送りするようにします。
この詳細はまた。

とにかく 息子の学校は9月中旬まで夏休み。
まだまだ数週間ある、、、
とほほ。

2010年6月17日木曜日

フリペ3号完成、燃え尽きる。 


FOR THE  HAPPY FEW 
    第3号が仕上がり、配布を始めました。
今号から 助っ人が入り、紙面もますます充実。
特集テーマは夏の絵本。三人三様の絵本紹介です。



さてさて 夏の里帰り帰国の準備で
バタバタしている人も多い この時期。
私とて 例外ではなく
帰国時の滞在先の手配、携帯電話の予約、
お土産の準備、不在の間のもろもろの支払い設定、
息子のサマーキャンプの準備、
会いたい友人とのコンタクト、ETC。

通常の帰国準備に加えて 今年は
EXかもめブックスのイベントの
もろもろがあるので
更に気ぜわしい。

、、、、とはいえ
FHF(ForThe Happy Fewの略)の原稿が
完成し、プリントを終えた日から
ダレてしまった。
燃え尽き症候群というか
ワールド・カップのせいというか
NBA(バスケ)のファイナル・マッチのせいか
ハーフ・デイやらイベントだらけの
息子の学校のせいというか

というか、なんというか。

これは まるで テストの前に
勉強しなくちゃ、と焦るのだけど
急に机の周りの片付けを始めたり
関係のない本を読み出したりするのと似ている。
やるべきことが 目の前なんだけどねぇ、、、。

うん、来週からスパートかけるとしよう!
(実は今日も息子はハーフ・デイ!)









2010年6月1日火曜日

その本とは。

さて 以前に書いたなかなか来なかった本、
すったもんだの挙句 最終的に郵便局へ取りに行って
無事我が家へやって来た。
この間の送り主とのメールのやり取りも
ずいぶんな数になった。
相手が親切なヒトでよかった、、、お陰で
短文にて用件を伝える、英文が上達したような気がする。

紆余曲折を経たその本とは!














、、、、意外に地味ですみません。
でも 息子の年齢になってくると
ぼちぼち 日本のことも知っておかねば
怪しい日本人に育ってしまう、と
危惧したからで、、、、、
というのは 真っ赤なうそ。

私がこの西村繁男さんのファンなので
どうしても欲しかったのだ。
(しかも格安だった。)

対象年齢的には 息子にはちと早いけれど 
彼も興味津々で本をめくるめくる!














日本のあけぼのから 古代、中世期、近代、現代と
見開き2ページにわたって 大きなイラストで紹介され、
下部にその時代の説明文がついている。

江戸時代の捕鯨のページで
目が点になった息子。
くじらを、、、、どうするの???

そうです 日本人は鯨を食料、生活の必需品に加工して
暮らしていたのだよ。
その事実に 愕然とし、しばし無言。
(息子は海の生き物愛好家でもある。)

まぁ、そこから お母さんのウダウダ長い説明で
少しは衝撃が緩和されたようだけど、、、
(バッファロー絶滅の話にまで行き着くのだった。)

絵本時代を抜けて 小学生として あれこれ知識を
身に着け始めたコドモと話すのは 実に楽しい。
ときどき 大人が答えられないこともあったりして
それがまた ドッキリさせられる。

まだまだ 単純でいて欲しいものだと常々思う。

日本の歴史 西村繁男 作
福音館書店

2010年5月13日木曜日

フリーペーパー2号!+夏のお知らせ

毎月上旬の発行を目指して
FOR THE HAPPY FEWを
作っていますが、今月はバタバタしていたら
もう10日も過ぎ、ヒーヒー言いながらの作業でした。

次号からは友人の手伝いを導入、新たな企画等で
ますます充実する予定です。

ひとまず 近所の方々には配り始めましたが
欲しい方はメールでご連絡ください。
お届けするチャンスがあれば直接渡す、
郵便で送る、など 何らかの方法を探ります。
また、近所に置ける店がある、など
ございましたら お知らせください。
(日本にも送ります。)

それから 最新ニュース
**************************

かもめブックス・リターンズ! ONE DAY ONLY

急いで旅立てJACK!
サマーツアー2010

決まりました。
「かもめブックス・リターンズ」
 LIMITED TIME OFFER

日;7月10日(土)

場所;阿佐ヶ谷 よるのひるね

時間;13時~ 夜は飲み会(?!)

かもめブックス時代にこちらで
よるひるふる、という古本市をやりました。
今回はその時の参加店、股旅堂さん、よるひるさんの
三者で開催します。

私はNYで集めた古絵本、絵本関係の雑貨、新刊絵本洋書などに
加えて 当時のお付き合いがあったROCOさん(かもめクッキー、塩クッキー)
アトリエ・コナフェの中田さんのお菓子も販売します。

詳細は 後日もっと盛り上げて発表しますが

ひとまず 告知第一弾!ということで。

後日 参加店、参加者の詳細をUPします。
ああ 結局バタバタ。

2010年4月29日木曜日

ゆうびんやさんっ!!!!


          ↑かっくいぃ自転車(配達用)
                    
まぁーったく、もう!!

この辺の郵便事情には ほとほと腹が立つ。
先日も ある本を送ってもらい、
追跡番号もついていたので 時々WEBサイトでチェックをし、
やったー もうすぐ着く!!と
楽しみにしていた。

それが 待てど暮らせど来ない。
おかしいなぁ 近所の郵便局にはとっくに着いて
手続き中、となっているから
今日か、明日か、、、、と
ひたすら待つこと 数週間。
不在表も入らないし、おっかしーなぁー、
と だいぶ待ってから 再び追跡調査をしたら
何と!!!
送り主に返送中、という表示。

この間にUSPSに問い合わせのメールをしておいたのだが
「この件は近所の局に転送しておいた」という返信がきたきり
何の連絡も無い。
こりゃダメだ、とあきらめていたら
その返送していることが発覚した夕方、
近所のUSPSのおばちゃんから電話があった。

どうも 配送員のミス(怠け)らしく
こちらは 毅然と不在表もなければ取りに行けないじゃない!!と
怒りの猛攻撃。
めずらしく ごめんなさいね、と相手に言わせしめたが、、、、
(これ、アメリカでは稀なことだ。相手が謝るなんてめったにない。)

結局 送り主が再び料金を負担して送ってくれることになった。
あーあ。
オーダーしてから もう一ヶ月は経ってるよ。

そんなことがあったあと ふと本棚を見る。
この絵本のホネホネさんの存在は
夢のような素敵な郵便配達人。
街のみんなに愛されている。。。。

全く関係ないが
この本の中にでてくる あんこうさん宅の
本棚もなかなか興味深いものがある。
、、、、ナガサワくん、、、って 誰?

2010年4月17日土曜日

創刊号できました。






子供の春休みのおかげで
ペーパー作りに時間がかかってしまった。

それでも できました、
FOR  THE  HAPPY  FEW  
66丁目文庫通信、創刊号。

さっそく 近所のかたがたには配布を始め、
先日 さくらやさんに置いてもらってきました。
もし ご入用の方はご連絡ください。
さて (自分にとって)元気の出るCDっちゅーのは
いくつか決まっているのだけれど
そういう目で 元気の出る絵本というのを
眺めてみると あるような、ないような。

あ、でも あった あった。
なんだか この絵本箱見ているだけで
楽しくなってくるのだ。
しかもMINI本が4冊 小さな箱に入っている。
その箱の装飾にまたニンマリ。
センダックはいつでも にっこり、にさせてくれるのである。

2010年3月24日水曜日

スープというもの。




この冬は ひたすらスープを作って食べた。

木のスプーンは ステンレスのそれよりも

何だかほっこりする気がする。


木のスプーンで思い出すのは

「さんびきのくま」のワンシーン。

森の中で迷った女の子が 留守中のクマの家に

あがりこんで 勝手にスープを食べ、椅子を壊し、

挙句の果てに 昼寝をはじめ、

帰ってきたくまの家族に見つかり、

スタコラサッサと逃げる、例のロシアの昔ばなしだ。


その家のスープ、木のテーブルに木の器に木のスプーン。

なんだかおいしそう。あこがれちゃうなぁ、、、と

夏にわざわざ日本から木のスプーンを買って帰ったのだ。

そのことを息子に話して このスープもおいしそうじゃない?

と聞いたら えー、だけど あの話はさ、

スープじゃなくて ポーリッジだったよ。

ちょっと 違うんじゃない?

と 言われてしまった。


あれ、そうだったけ。

長年 そう思い込んでいたのは私だけ?


、、、、、解せないなぁ。





2010年3月19日金曜日

フリーペーパーを作り出す。


さて いろいろ思うことがあって いきなりですが
絵本に関するフリーペーパーを
発行することにいたしました。

題して
FOR THE HAPPY FEW
66丁目文庫便り

****************************

自営でやっていた絵本の店で 月刊で出していた
ボンボリというフリーペーパーの続編です。
とはいえ あの頃のように紙面づくりを
手伝ってくれる人材が今は無いので
ひとりで こつこつ作るしかない。
いまひとつ デザインやら構成にキレがないのだけれど。

ひとまず 今回は準備号。
出来上がったものを 近所のママ友に配布を
はじめました。
もし 興味がある方がいたら
お送りしますので 連絡してください。

このフリペをきっかけに
ミニカフェなどのイベントもやっていこうかと
思っとります。

ちなみに創刊号(大袈裟だな)は
4月上旬発行。
ただいま 製作中でございます。

2010年2月25日木曜日

だいふくもち


2月も終わりに近づくと ここNYでも
日差しに春を感じられるようになる。
毎年この時期になると 日本の春の
あのぼんやりとした空気がムショーに恋しくなってくる。
気温が上がるものの まだちょっと肌寒い感じで
町には雛祭りの飾りがほどこされ、、、、、、
そしてこれらを思い浮かべると「あんこ」系のものが
食べたくなってくる。


嗚呼 和菓子に濃いぃお茶!!







さてこの絵本。
絵はおどろおどろしいが
話に出てくる大福もちの
描写には ヨダレが垂れてしまう。

1粒の小豆がいきなり 家でゴロゴロしていた
怠け者のゴサクに話しかけ、もっと小豆をくれ、という。
ゴサクは隣の家から小豆を分けてもらい(自分の家にはもう
食べ物がなかった、、、。)言われるがまま与えていると
その小豆が小さい大福もちを次々と生み出すのである。
そのお陰でゴサクは大福もち屋になり、大繁盛。


しかし根っからの怠け者なので ある時 欲張って
もっと餅を出せ、と一度に小豆を大量に与えたら
もう小豆からは不思議な力がなくなり、店は傾き、
とうとうゴサクも、、、、、、、という昔ばなし。

田島 征三の絵が迫力があって子供はちょっと怖がるが
台詞が高知弁で語られ、なんともユーモラスなので
結局クスクス笑ってしまう。それでも またオチが
怖いので うちの息子は好きだけど嫌いな本なのである。
それにしても ああ こんな不思議な小豆がうちにあったらなぁ。

2010年2月5日金曜日

THE VAN GOGH CAFE にて 




日差しは春めいてはきているけれど
まだまだ氷点下の日々。
どうにも 外へ出掛ける気になれず
ほぼ毎日 家で片付け(3年分)に追われて過ごしている。

片付け、編み物、ヌカ漬けの世話、、、、

ふと息子の図書館主催のチェスクラブの待ち時間に
子供の本の棚で見かけた本。
これは、、、、、確か日本語版も
かもめブックスで置いていた本だ。
店で扱っていながら 実は読んでいなかった本。
いわゆるジャケ買いのような感じで仕入れた一冊。

THE VAN GOGH CAFE

何だかわからないけれど無性に読んでみたくなり
借りて帰った。

カンザス州にあるというヴァン・ゴッホ・カフェ。
長髪の髪をポニーテールに結わえた父親と
カフェを学校の始まる時間まで手伝っている10才の娘。
この二人が主人公だが やはり物語の主体は
カフェそのものにある。
カフェにやってくる人たちが織り成す小さな出来事。
アメリカに住んでいるからこそ わかるようなニュアンスもあって
読んでいてそのことに妙に感動したりして、、、。

いいなぁと思うのは 話が別段ハートウォーミングなものではなく
起こった出来事を絵を描くような感じで 描いていること。
やはり 話の中心はカフェの存在そのものにある。

1日であっという間に読んでしまったのだけれど
なぜか 後を引くものがある。
何だろう、と 数日考えてみたところ
ヴァン・ゴッホ・カフェの存在はかもめブックスと
似ているところがあったのである。

そう そこでは 日々 何故かマジックが起きていたのだ。
そして 3年経った、いま、妙にそれが懐かしい。
このところ VAN GOGH CAFE的なものを
探し続けている。
何かにつながっていくことを 願いながら。